年末調整に向けて

デジタル庁や印鑑不要の話題が出ていて、
税務関係も、e-taxを始め電子申告の推進が進められています。

年末調整手続についても、電子化に向けた内容の告知がされています。
一定の条件のもと、既存のソフトウエアを使って電子申告も可能のようですし、
国税庁HPで電子申告用のソフトもダウンロードできるようです。

https://www.nta.go.jp/users/gensen/nenmatsu/nencho.htm

ただ、PC用のマニュアルで117ページあり、
全部読む必要はないかと思いますが、
インストールしてアウトプットできるまで
サクッとできるかな?という印象でした・・・・・

いずれにしても、
今年の年末調整書類、以下・・
・令和3年分 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
・令和2年分 給与所得者の保険料控除申告書
・令和2年分 給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書

特に3番目の書類ですが、税制改正を受けて
名前も長くなって、さらに複雑になっています。

せっかく印鑑不要や電子化を推進しているのに・・・
肝心の作業内容が複雑になっているのでは・・・
これを、パッと見て理解できる社員の方は少ないのではないかなという印象です。

しかも、基礎控除額を決めるのにその会社での給与年収や他の所得までの記載を求めていますので
このあたりなかなかハードルが高そうな印象ですね。

ということで、弊社は、メールでの対応をご希望されるお客様や
従業員が多い会社様や経理の方がいる会社様以外は、
昨年同様に、年末調整書類一式をご郵送することにしました。

で、本日ご郵送するための年末調整書類のセットが完了し、郵送も完了!
ホッとしています。

そもそも・・・
明治から戦前ちょっと前までは、確定申告のような制度のもと直接納税していたみたいですが
滞納も多くまた戦争資金確保のために
戦前戦後に導入された源泉徴収制度や年末調整制度。

今は、電子化が進み、マイナンバーなどの仕組みもできているので
それぞれが直接確定申告をするのが、シンプルで早くて一番いいような気がします。
国税庁の確定申告書作成コーナーはとても使いやすいですし(^^♪