障害児の分離教育、日本に中止勧告 国連権利委が条約締結後初

国連の障害者権利委員会は9日、8月に実施した日本政府への審査を踏まえ、政策の改善点について勧告を発表した。障害児を分離した特別支援教育の中止を要請したほか、精神科の強制入院を可能にしている法令の廃止を求めた。勧告に拘束力はないが、尊重することが求められる。だ、実現には教育現場の人手不足や病院団体の反発といったハードルがあり、政府の対応が問われる。

https://mainichi.jp/articles/20220910/k00/00m/040/087000c

朝刊4紙を取っているのですが、確か、毎日新聞だけがこの記事を載せていたように記憶していて

びっくりしました。

国連から日本政府に、公教育のあり方に勧告が出るというのは、

やはり、日本の公教育というのは、世界から見てもスタンダードじゃないんだなと。

国としての教育方針、未来を担う子どもたちをどのような方針で育てていくかは

大きな責任で、英語、プログラミング、金融投資などの将来のビジネスツールを教育していくのも

大事ですが、もっと人間教育として大事なことがあると日々感じています。

一方で、現場の先生方が一所懸命子どものことを思い頑張ってくださっていることは、

子どもの学校を通じても伝わってきますが、教育関連業務も多そうで、いつも遅くまで

ご対応されているように感じます。

先日の教育採用試験の倍率が過去最低だったというニュースもありました。

なので、まずは、子どもたちに一番近い先生方の労働環境の見直しが大事ではないかと感じますし、

一方で1学級の子どもの人数設定も多すぎるなと感じます、

でも、これって、税金で解決できることではないかと思いますが、なぜここに手をつけないんだろう?!

また、確か、第1次安倍内閣時に道徳を教科したのですが、この道徳ってどういうことを目的だったのか、

当初からあまり腑に落ちていなかったのですが・・・このように国連から人権について勧告を受けるような状況では

もしかしたら、その道徳のあり方も検討する必要もあるのではないかと。

日本は、外圧でしか変われないという指摘を聞いたことがありますが、

この国連の指摘を真摯に受け止め、真剣に、国が公教育を考えるきっかけになるといいなと願います。