同族会社の家族経営

決算作業の下打合せでお客様を訪問。

今回の決算は、経理を引き継がれた奥様のもとで
決算作業を行うこととなりました。

奥様は、これまで約30年間事業をなさってたようで
その事業、ずっと利益を出されていたようです。
ひとつひとつの数字に厳しく、利益や税金に対するこだわりもお持ちでした。
もちろん、事業に対する考え方もしっかりされていらっしゃるご様子です。

打合せをしながら、そう感じました。

前任者の方が、きっちりと経理をされていたため
今回の決算でのハードルになるようなことはなさそうなのですが、
どうしても細かいところのチェックが出てきます。
そうするとお客様にいろいろとお伺いすることになるのですが、
奥様は、そういう細かいところでも、意図することを汲み取って
丁寧にご対応して下さいました。

とても、嬉しい気持ちになりました。

随分前の日経「私の履歴書」に書かれていたある元社長さまのお言葉で
「妻は、とても信頼できるパートナーではあるが、
会社の人事などに口を挟むと、私自身が混乱するので
人事などの相談は一切しなかった」旨書かれていらっしゃいました。

中小企業のなかには、ご夫婦やご家族で会社をなさっている会社も多いと思います。
会社経営に家族が絡む場合、メリットもたくさんあると思うのですが、。
会社の継続的成長のために、「客観性を保つ」
そういう心構えは必要ではないかなぁと思っております。

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