法人化について＆さくらんぼ

個人事業をしているお客様からのご相談、

「どの程度の売上規模になったら、法人化したほうがいい？」

一般的には、1,000万円を目安にと言われることが多いと思います。

ひとつは、一定以下の資本金で法人化した場合、
どんなに売上があっても設立2事業年度は
納税義務者にならないんですね。
(個人であれ法人であれ、
通常、基準期間の売上が1,000万円を超えたら自動的に納税義務者なんですが)

あとは、
法人の可処分所得を社長や経営や業務に参加されている
ご家族への報酬として支払やすく節税メリットも見込めます。

お客様のお話をお伺いしていくと、
法人化することで
節税メリットだけでなく社会的信頼も増すのではと期待されております。

確かに上記のような節税メリットはあると思うのですが、
(きちんとしたシミュレーションを行い検証することが大切)

法人化すれば、社会的信頼が増すかどうかは
特に、同族会社の場合は、
事業の内容や社長次第ではないかと思います。

例えば、融資を受けるにしても
原則、会社と社長は一体として見なされることが多いと思うので
法人化したからといって
すぐに融資が受けられたいう話はあまり聞いたことがありません。

一方で、世間一般的な信頼は増すのでしょうか。

確かに会社と聞くと資本金もあってしっかりした
財務基盤がありそうというイメージがあるかもしれませんが

会社法改正前は、株式会社で1,000万円の資本金が必要でしたが、
今では、1円の資本金でも会社を作れるようになりました。

そのため、必ずしも財務基盤がしっかりとしているとは
言えない場合が多いと思います。

むしろ、
お取引先様のお考えによっては、
外注スタッフとして個人のご活躍を望まれる場合もあるのではないでしょうか。

法人化する手続きは、ずいぶん簡単に出来るようになったと思いますが、
法人化する前に、
節税メリットだけでなく、
事業の方向性や今後の展望を十分にご検討することをお勧めします。
例えば、事業計画書を作成してみるのもひとつかと思います。

弊社では、そのようなお客様のニーズをサポートさせて頂きますので
お気軽にご相談ください。

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子供の保育園のお迎えの帰り道、
さくらんぼを見つけました。
かわいいですね。